文系の僕が基本情報をすっ飛ばして応用情報に一発で受かったので勉強方法をここに記す

ハロー、応用情報技術者の、しもやぎです。

グフフ。

受かると会社からお金をもらえるからという不純な動機で始めた身ではありますが、このたび2022年春期の応用情報技術者試験に合格しました。初受験で一発合格です。

やったぜ。

しかしフタを開けてみれば午前は78.75点と余裕ありましたが、午後は67点で割とギリギリでした。

基本情報すっ飛ばしての応用情報合格だし、似たような状況・スペックの人にもしかすると有益な情報があるかもしれないので、その人らに向けて合格までのプロセスを書いていこうと思います。

ただ、既にこの手の記事はQiitaとかに死ぬほどあるので、そんなに期待はしないでくれよな。

僕が受験した時は↓のかやぼんさんの記事を参考にしました。ご参考まで。

応用情報技術者試験に最短で合格する勉強法 – Qiita

では始めましょう。

僕のスペック

・私立文系大卒 専攻は英語と第二言語習得

・現職はSEだけど2021年9月に転職したペーペー

・その前はメーカーの営業とかカスタマーサポートやってた

・ITパスポートは取ったけど基本情報は取ってない

・謙遜とかでは一切なく、中学1年生レベルの数学が分からない

・嘘だと思うかもしれないけど、世の中には本当にそういう人間が居る

・(理想的には)勉強期間は3か月ほしい

例えば、2023年春期(4/16)を受ける場合、

  • 1月中旬頃(3か月前):午前の過去問を解き始める(800問~960問分くらい)
  • 2月下旬頃(1か月半前):午後の過去問を解き始める(10回分くらい) もちろん並行して午前の過去問も周回する
  • 4/9(1週間前):午前も午後も一度解いたやつならすぐ答えられる状態にしておく
  • ~本番まで:忘れないように過去問道場を回し続ける
  • 余談:当日の試験官の説明が始まる最後の最後の瞬間まで過去問道場をやっておくと吉(僕は当日の朝に復習したやつがドンピシャで出ました)

とにもかくにも、とっとと午前の過去問を解き始めるべし

一番大事なことです。

とっとと過去問道場で午前の過去問を解き始めてください。

応用情報技術者試験ドットコム

「3か月前じゃやる気でないな~」じゃないんです。はやく始めてください。

正直、午前で落ちるような人はシンプルに準備不足です。

応用情報は「どうやって午後を受かるか」の試験なので、午前で落ちてる内はお話になりません。

実際午前の点足りないと採点もしてもらえないしね。

後述しますが、午前の過去問は必ず周回することになるし、午前の過去問を理解できれば午後の問題の理解にも繋がるという最強の勉強法なので、とっとと始めましょう。

受かるだけならテキストは買う必要ない

先に言っておきますがテキストの有用性を否定するわけではないですからね。

一応、会社がお金出してくれるんでテキストは買ったんですよ。

合格教本と、いわゆる緑本?ってやつ。

これらのテキストは非常に良いものだと思うんですが、

「よし!まずはテキストを買って1から勉強するぞ!」

という真面目なあなたの心が折れないように、テキストは必須でないことを予めお伝えしておきます。

どういうことか。

合格教本を買いますよね?

やるぞ!と意気込んでページを開きますよね?

あっ…

……

いや~、キツいッス!(快活)

と、このように、僕のような数学的なものにアレルギーのある人間にとっては致死量のMathematicsをいきなり浴びることになります。

もし、本当にこのテキストの全ての内容を理解していないといけないのであれば、僕みたいなペーペーが受かる気が一切しませんが、大丈夫です。ちゃんとやれば受かります。

優秀なテキストとはいえいきなりこれを1からやる気にはなれない人が大半かと思いますので、まずはとにかく午前の過去問を解くことから始めることを推奨しています。

また、午前の過去問を800問くらい解いて理解できるようになると、不思議とそれが午後の過去問で通用します。

つまり「午後は午前の集大成+α」なんですね。

なので、

午前の過去問回さずに午後の対策から始めるのはハイパーナンセンスだし、

午前の過去問回さずにまずテキストから入るのもちょっと効率悪い気がします。

どうせ過去問回すのは確定してるんだし。

ちなみに、僕は基礎理論のあたりはかなり飛ばしてますし、過去問でやった内容ももはやほとんど覚えていません。ガハハ。

基礎理論も分かってないのに応用情報技術者を名乗るのはいかがなものか、とかピーチクパーチクさえずるのはとにかく受かってからですよ。

過去問の中には、

「道場の解説を読んでもピンとこないな?」

「ネット上にある解説を読んでも尚理解できないな???」

みたいな問題もたまにあるので、そういった時にテキストを読んでみると理解が進むことがあるかもしれません。

身銭切ってテキスト買うと受からなきゃって圧を自分にかけられるからそういう意味でも良いかもしれないですね。

できるだけ早く午前を一周して午後の過去問に取り掛かるべし

今回僕が失敗したなと思ったのは「午後の過去問に取り掛かるのが遅かった」ことです。

本番の2週間前くらいから午後の過去問を解き始めた結果、めちゃくちゃ詰め込んで勉強する羽目になりました。

なぜか?

それは、1回の「午後の過去問を解く」+「答え合わせ」の作業で少なくとも3時間くらいもっていかれるからです。あと体力も。

※僕は可能な限り本番と同じ状態で過去問を解きたかったので、過去問は全部紙に印刷して、毎回大問5問分を通しで解いてました

本番は150分で大問を5問解くわけですが、そうなると1問に30分使えます。やったね。

が、残念ながらなかなか時間は余りません。むしろ足りない時もある。ギギ…。

過去問解く時もきっちり150分持っていかれると思っておきましょう。

また、手を出すジャンルを最低限である5種類に絞っていると本番で事故る可能性があります。

これは午後の過去問を何年分もやると分かるのですが、

「オイオイオイ、なんだこのシステム監査とかいう雑魚は?満点以外ありえないのでは?」

かと思ったら、その翌年の問題は

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいグーはやめてくださいせめてパーで」

だったりするので、

少なくとも6種、あるいは7種くらいには対応できるように、過去問を解いて対策しておくべきだと思います。

実際に僕が過去問解いてたのは以下7種です。

  • 情報セキュリティ(これは全受験者マスト、比較的簡単なことが多い気がする)
  • 経営戦略(あたりはずれがある) ☆
  • ネットワーク(オススメ) ☆☆☆
  • 組込みシステム開発(オススメ) ☆☆☆
  • プロジェクトマネジメント ☆☆
  • サービスマネジメント ☆☆
  • システム監査(なんやかんやオススメ) ☆☆☆

これで30分x7問=210分 

答え合わせ中に「そんな単語知らんわ!」みたいなことになるとそれを調べたりもするので30分くらいかかるとします。

そうなると午後の過去問1回やるのに240分4時間じゃねえか。

あなたが平日であっても自由に時間を使えるなら話は別ですが、勤め人の場合、短期間にこれを10回分こなすのはちょっと難しいと思います。僕は気合でなんとかしました。

10回分はかなりの量。印刷するのにトータル4000円くらいかかった気がする。

ちなみに、トータルの勉強時間が何時間かは記録してなかったんで分からないですが、僕は2ヵ月前くらいから本腰入れて勉強始めました

適当に「合格に必要な勉強時間は200時間!」とか書いても良いんですが、そもそも勉強の進捗を費やした時間で測るのはナンセンスだと思ってるので…

かやぼんさんのように「これだけのことをやるなら最低でも何時間かかる」という導出の仕方が適切だと思います。

また、自分で言うのもあれですが、僕は割と物を覚えるのが得意だし好きです。

そういうタイプの人間が、2ヵ月前くらいから勉強を始め、「3か月前からやっておけばよかったな…」と思っていた、ということはお伝えしておきます。

思ってるよりなんとかなるし、思ってるより準備が必要

例えばですが、この問題、最初に見た時にマジで何言っているか1個も理解できませんでした。

ファルシのルシがコクーンで…?

しかし、分からない部分を1つ1つ丁寧に勉強していくと、意外と分かるようになるんですねぇ。

人間ってすごい。

応用情報は確かに範囲がべらぼうに広くて覚えること多いし大変なんですが、絶望的なほど難易度が高いわけでは決してなく、コツコツ正しい方向に勉強してれば受かるものだと思います。

ちなみに僕はもう↑のやり方忘れました。そんなもんです。

おわり

やらなきゃいけないことはまだたくさんありますが、とにかく今年の目標の1つである応用情報に合格できてよかったです。

上位資格取るなら2年以内にまた受けなきゃですが、そろそろ何かゴリゴリプログラム書いて物を作りたいなとも思っているので、少なくとも来年までは受けないかな…。

AZ-104も取らないといけないし…。

それでは。

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